こんにちは！
ついに、モルディブの新型コロナウイルス感染者が合計1000人を超えたそうです。まさか、そこまで増加するとは誰も予想していなかったのでは、と思います。
リゾートホテル島在住の私は、周辺のローカル島がどんな状況なのか全く分かりません。しかし、とにかく一刻も早く国内感染が収まることを祈っております。そうじゃないと、観光業も再開できないですからね。
そんな不安な気持ちは置いといて、今日はよく友人から質問される「モルディブの食べ物」についてご紹介します。その地域特有の食べ物って気になります！
そして、美味しいものを食べると、笑顔になれますからね！今のように大変な時でも、美味しいものを食べたりして笑顔で過ごしていただきたいです。ぜひ、モルディブの美味しい家庭料理を、ブログからですがお楽しみください！
モルディブの家庭料理とは
今回ご紹介するモルディブの食べ物は、家庭料理です！
モルディブ旅行へお越しになられた方も、あまり家庭料理を目にする機会がなかったと思います。そして、そのほかの方は、一体どんな物を食べているのか想像もつかないでしょう。
リゾートホテルなど宿泊施設では、モルディブ料理は少しだけしか提供されない印象です。なので、ずっとリゾートホテル島在住の私も、結婚するまではあんまり家庭料理がどんなものか知りませんでした。
では、あまり目にする機会がないであろう、モルディブの家庭料理をご紹介していきます。
シンプルな魚料理
モルディブの家庭料理は、シンプルな魚料理がとても多いです。
一例に、ある日親戚のお家でいただいたお昼ご飯をご紹介します！
この日のメニューは、
・魚のスープ（ガルディヤ）
・揚げたいりこ（カレー味）
・揚げたモリンガ（葉っぱ）
・オニオン、ライム、きゅうり、人参（付け合わせ）
・モルディブのピクルス（ピリ辛！）
・白ごはん
例えば、この日のランチでいただいた魚のスープ（ガルディヤ）は、モルディブ料理の代表格です。基本的にはツナ（鰹？鮪？）を使用する、無色透明のスープです。
驚くことに、このガルディヤは日本のお吸い物のようなお味なのです！日本食にもカツオだしを使った料理が多いですよね。だから、モルディブ料理なのにまるで日本食を食べているかのようにほっとするお味。
そして、ガルディヤの食べ方は、いわゆる「ねこまんま」（この言葉って皆さんに通じるのかな？）です。ガルディヤをご飯にかけて、付け合わせのものと混ぜながら食べます。付け合わせのピリ辛ピクルスや揚げいりこがアクセントになって、ご飯が進むんです。
このメニューは、日本食でいう「ご飯、お味噌汁、お漬物」のような、代表的なシンプルメニューです。
メインはカレー
そして、魚料理に加えて、基本的にはカレーがメインディッシュになります。きっと、インドやスリランカが近いという土地柄なのかなと思っております。
日本のカレーとは少し違い、サラサラのスープカレーのようなものが多いです。カレー粉や、スパイスをミキサーにかけたオリジナルカレーペーストを使用して作られます。
ちなみに、具の種類は多くなく、ほとんど魚だけ。玉ねぎやハーブの葉っぱが加わるくらいでしょう。
魚カレーがほとんどと言いましたが、リゾートホテルで働く男性たちはよく「タコカレー」を作ります。これを見ると、カレーがさらさらなのが分かるかと思います。
これイカじゃないの？と思われた方へ。
モルディブ人はタコの皮を剥いで食するのです。調理する前に相当面倒な作業なのに、みんなあまり皮がついたまま食べたくないそうです。なので、どうしてもイカに見えてしまいます。笑
味付けは超辛口
気になる家庭料理の味付けは、基本的に辛口。いや超辛口です。笑
料理によっては辛くしないものもありますが、一般的に辛いものが好きなモルディブ人。味付けも辛いし、付け合わせには生の唐辛子をガリッと噛みます。驚
私もモルディブに住み始めてかなり鍛えられましたが、絶対モルディブ人の辛口には追いつけません。。なので、優しいお義姉さんは、私のためにマイルドな味付けにしてくれる事が多いです。有難い！
余談ですが、旦那さんの実家の島は辛口で有名らしいです。通常のモルディブ人よりも辛いもの食べられる人が多いそうです。
大皿から取り分けるスタイル
食べ方の話になりますが、モルディブ家庭では大皿に料理が盛られる事が一般的です。（それぞれの人に分けて盛られることは、あまりないです。）
自分のお皿に、主食のご飯やロシ、カレーなどのメインディッシュ、付け合わせを取り、混ぜて食べます。（そういえば、大体なんでも混ぜて食べていますね。）
ちなみに、モルディブ人は手でご飯を食べます。意外と手で食べるのは難しくて、私は全然できません。
そして、甘えん坊のモルディブ人男子は「お母さんが混ぜたご飯が、世界で一番美味しい！」と口を揃えて言います＾＾
シーフードはあまり食べない
モルディブも島国だから日本のように様々なシーフードを食すイメージですが、意外と食べません。
主に食すシーフードは、
- タコ
- ロブスター
- 貝（数種類）
これぐらいでしょうか？蟹もたまに食べると聞きますが、私の周辺では頻繁には食べません。イカも見かけますが、食べないようです。
そして、家庭では上記したシーフードも時々しか出てきません。リゾートホテル島だと、モルディブ人たちが休憩時間に遊びがてら、それらのシーフードを獲る事が多いです。なので、リゾートホテル在住者であればよく食べます。
朝ごはんメニュー
モルディブの朝ごはんといえば、ツナの和物「マスフニ」です！
上の写真の中央に写る料理です。ツナ、オニオン、ココナッツ、唐辛子、ライムをあえたものです。たまたま、写真では液体が多いですが、一般的には水分は少なく作られます。（緑色のものは、葉っぱの野菜が刻んだものも加えられています。）
このマスフニはリゾートホテルの朝ごはんでも、提供される事が多いです！リゾートホテルで見かけたら、ぜひお試しください。シンプルなお味で、万人うけすると私は思います。
遅めの朝ごはん
ちなみに、モルディブ家庭の朝ごはんは少し遅め。私の義実家では、11時前くらいに食べる事が多いです。
なぜ、そんなに遅いかというと、朝起きてすぐに少しだけ食べているからなんです。（それが朝ごはんなのか？）朝一番には「ビスケットと紅茶」のように、本当に軽くしか食べません。
そして、午前中の家事がひと段落ついたときに、上の写真のようにしっかりとご飯を食べます。
16時のおやつ
モルディブではお茶の文化があり、16時ごろの家族でお茶をします。シャワーを浴びて、洋服も着替えて、みんなで紅茶とおやつを楽しみます。（なぜ身支度をするのかのお話は、後日別記事でご紹介します。）
上の写真は、多分何かお祝い事があって、メニューがかなり多い日です。普段は、手作りおやつが1種類とビスケットとかです。（なぜだかカレーもあるし、どんなイベントがあったのか？全く記憶にありません。。）
ローカル島にあるカフェに夕方行くと、このモルディブおやつを購入する事ができます！ぜひ、ローカル島に訪問する機会がある方は、夕方カフェでモルディブ流のお茶の時間をお楽しみください。
おやつも魚入り
基本的に、このおやつも魚メインです。そして、揚げ物が多いです。
甘いものもありますが、圧倒的に魚を使ったおやつの方が多い気がします。義実家では、私が甘いもの好きと知られており（笑）、私が行くときにはわざわざ甘いものを作ってくれたりします＾＾
私が一番好きな甘い、モルディブのおやつは「ドンケヨカジュー」と呼ばれる、バナナドーナッツです。見た目は、沖縄のサーターアンダギー、というか、ほとんど同じものです。バナナとココナッツが入ったドーナッツで、何個でも食べられます。。
激甘の紅茶
そして、このお茶の時間になくてはならない、紅茶。モルディブ家庭では、びっくりするほど甘くして飲みます。どのくらいか詳細にご説明ができないのですが、私にはほとんど砂糖味がする紅茶です。笑
家族みんなでお茶をする時には、1リットルくらいのピッチャーでお茶を淹れます。そんな時には、大きなスプーンで数回山盛り砂糖をいれるんです。。（衝撃的な量です！）
いまだに、私がお茶を淹れるとお義母さんから「味がしない」と毎回言われます＾＾；（甘くないと味がしないという、お義母様です。）砂糖の量にびびりすぎて、思い切って入れられないんです。。毎回、ヒヤヒヤでお茶を入れますが、やっぱりいつも甘さが足りないようです。お茶もうまく淹れられないダメ嫁です！
魚づくしのモルディブ料理
モルディブの家庭料理、美味しそうでしたか？
とにかく、モルディブ家庭では、朝から晩まで魚を食べます！モルディブ国内で入手できる食べ物が少ないため、必然的にそのようになったのでしょう。（野菜はあまり採れないからか、そんなに食べません。）
辛くなければ、全体的に味は日本人の口に合うものが多いんですよ！実は、私は元々そんなに魚は好きじゃありませんでした。でも、今ではモルディブ料理の美味しさに魅せられて、すっかり魚をたくさん食べるようになりました！（義実家のご飯が美味しくて、感動します。）
だから、魚好きな日本人の方には、モルディブ料理はとーっても美味しいはず！
観光客の方は、モルディブの家庭料理を食す機会が少ないのが残念。全く食べられないことはないですが、モルディブ人の友人などがいないと難しいかもしれません。
モルディブ北部へお越しになる方は、私の義実家へご案内できるかも？ぜひご一報くださいませ＾＾
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