モルディブ、違う島へ行くとまるで別の国？住まないと知らなかった、不思議な現実

こんにちは！

今日はモルディブの不思議な現実をお話します。なんだそりゃ？って感じですが、私の中では、今でもこの現実は不思議で興味深いこと。そして、結婚してから、驚いたことのひとつでもあります。

その現実とは、島によって生活や文化が違いすぎること。「まるで違う国のようだ」とまで、感じてしまうほどです

どう島によって違うのか、何が違うのか、モルディブの意外な現実を解説していまいります。

違う国みたい！リゾートホテル島とローカル島の生活

まるで違う国！のように感じる島は、

リゾートホテル島とローカル島の2種類。

私のモルディブ生活のほとんどは、リゾートホテル島です。そして、モルディブ人の旦那さんと結婚したことをきっかけに、ローカル島での生活も経験しました。

その経験をしたことによって、いかにこの2種類の島の生活が違うのか身を以て感じたのです。

こんな風に思うほど、異なる生活や文化があるんです。きっと、想像が難しいですよね。私も、ここまで違いがあるとは想像もしていませんでした。

まず、それぞれの島がどのような場所かご説明をしていきます。

リゾートホテル島とは

過去記事を読んでいただいた方は、繰り返しの情報になることをお許しください。

リゾートホテル島とは、いわゆる皆様が想像されるモルディブらしい「リゾートホテル」がある島。モルディブでは、1島＝1リゾートホテルというユニークなコンセプトで営業されています。（約150の島がリゾートホテル島）

また、リゾートホテルということでもちろんお酒の提供があり、お客様もビキニになっても問題ありません。

島が丸ごと1軒のリゾートホテルなので、基本的に従業員は住み込みで働きます。島の一部にある従業員エリアで寝泊まりし、仕事はお客様エリアで働くという生活です。

陸続きのロケーションで働くのと最も異なるのは、同じ人たちと一緒に働き、プライベートも同じ人たちと過ごさなければいけないこと。ネガティブに言うと、軟禁状態のような感じです。笑

ローカル島とは

ローカル島とは、モルディブ人たちが生活する島です。（約200の島）現地島や住民島とも呼ばれますね。

村のようと言えば想像しやすいでしょうか？街というほど栄えてはいませんが、住居、商店、学校などの施設が揃う島です。娯楽施設というものないですが、レストランやカフェはあります。

さらに、イスラム教国なので、お酒や賭け事やアダルトな施設などは一切ありません。

外国人との交流は、島によってかなり状況が異なります。というのも、近年ローカル島滞在に人気が出ており、人気なエリアには観光客がたくさん訪れています。逆に、そうではないエリアは、いまだに外国人との交流は少ないです。

生活習慣の違い

2つの島がどんな場所なのか、なんとなくわかっていただけたでしょうか？それでは、いかに生活が違うのがご紹介していきます。

日本でも地域によって、習慣が違ったりはしますよね。ただ、「同じ国でこんなに違うの？」と思うほどには感じたことがないです。モルディブでは、なぜそんな風に感じてしまうでしょうか。

※私が個人的に感じることなので、反対意見の方もいらっしゃると思います。一意見としてご覧くださいませ。

イスラム教の決まり

モルディブはイスラム教国なので、生活習慣もイスラム教に基づいたことが多いです。しかし、そのイスラム教に関する生活習慣に一番違いがあります。

リゾートホテル島では、全体的に開放的といいますか、結構イスラム教の決まりを守らない人が多いのです。（もちろん、全員が守らないわけじゃありません。）お酒を飲む、男女関係を持つ、お祈りをしない、断食をしないなどなど。

しかし、、モルディブ人と結婚をして、初めてローカル島での生活を始めたところ、リゾートホテル島とは全く違うことに気づきました。全然、開放的じゃない！笑

ほとんどの島民がお祈りへ行くし、服装への目も厳しいし、家の中でもお祈りやコーランの勉強が親から徹底されているし、とにかくリゾートホテル島の開放感は垣間見ることもできなかったです。

島の機能が違うのは分かります。でも、こんなにも生活が異なることに衝撃を受けた私です。

2つの生活スタイルを送る、リゾートスタッフ

リゾートホテル島生活からローカル島生活へ移行した私は、生活の違いに毎日驚くばかりでした。そして、1人で（そんなどうでも良い）状況を、いっとき考え続けていました。

考え続けていると、そのような事実に気づきました。自分の国にいるのに、それもまた面白い状況じゃないでしょうか？

リゾートホテルで起こったことは、リゾートホテルだけ

英語でこれに似た文章を聞いたことがありますか？ハリウッド映画のセリフでよく聞くのですが、’What happed in Vegas, stays in Vegas.’ ラスベガスで起こったことは、ラスベガスに残るというような意味。
（ベガスでおかしなことをやらかしても、それはベガスに置いていける、ようなイメージでしょうか。）

リゾートホテル島とローカル島の生活の違いを考えると、まさにこれだな！って個人的に結論づけています。

リゾートホテル島でお酒を飲もうが、女の子・男の子と遊ぼうが、お祈りへ行かなかろうが、、それはリゾートホテル島でのこと。それはそれです。ローカル島へ帰ってきたら、そんな生活は関係ありません。

意外と口が堅い

私のイメージでは、モルディブ人ってすごく噂好きで、秘密なんかもすぐ話してしまう。お友達との「私たちだけの秘密だからね！」は、ほぼ実現できないかなという印象です。

しかし、このリゾートホテル島の生活のことは、不思議と口が堅い。ローカル島では、まさに上記したよう無かったことのように話しません。（もちろん、中には話しちゃう人もいますが。）普段も、そのくらい口が堅い方がいいんじゃないのと、突っ込みたくなるほどです。

きっと、リゾートホテルのことは、ローカル島内でも同じリゾートホテル勤務の人としか話さなんだろうな〜と思います。

核家族じゃないから、隠さざるを得ない？

モルディブでは、核家族で生活する人はあまりいません。何世代、また親戚と同居することが普通です。なので、リゾートホテル勤務のモルディブ人は、ローカル島へ帰ると、家族と同居する家に帰ることがほとんどです。

だからこそ、余計にリゾートホテル島のことを話さないし、お母さんから教えられたような生活に戻すのだろうな、と予想しています。

日本でも実家に帰った時は、遊びまくったこととか、おかしなことやらかしたことなど全部は話さないですよね＾＾；1人暮らしや核家族という状況がないからこそ、2つの生活スタイルが確立しちゃうのかなと思います。

住んでいるからこそ、見つけた違い

リゾートホテル島とローカル島の生活の違い、いかがでしたでしょうか？やっぱり、島が分かれているという環境が、このような異なる生活を生みやすくしているんでしょうね。

もう1つ面白いと感じたのは、リゾートホテル島だけを比べても、島によって文化が少し異なることです。私が初めて働いた島は、超開放的な島でした。モスクへお祈りへ行くモルディブ人がほとんどいないほど！しかし、その後働いた島では、その反対。ほとんどのモルディブ人がお祈りへ行くし、お酒を飲む人も少ない。

リゾートホテル島とローカル島の両方に住むことができたからこそ、発見できたモルディブの現実でした。そんな私はというと、本音を言うとやっぱりリゾートホテル島の生活の方が気楽です＾＾